軟部外科

軟部外科とは整形外科、神経外科以外の柔らかい組織を手術する外科分野です。
当院では一般的な不妊手術から腫瘍外科、消化器外科、泌尿器外科、帝王切開など様々な手術を日々おこなっています。

当院で行われる軟部外科症例

・腫瘍

乳腺腫瘍、腎臓腫瘍、眼瞼腫瘤、皮膚腫瘤、骨肉腫、肥満細胞腫

・誤飲による異物除去(腸切開、胃切開)

針、ぬいぐるみ、カーペット、ヒモ、硬貨瘤

・ヘルニア

会陰ヘルニア、鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、横隔膜ヘルニア

・耳道切除・交通事故による重度皮膚欠損治療

・帝王切開・断尾・狼爪切除・胃捻転・腸重積・脱腸

・膀胱切開・避妊手術・去勢手術・潜在精巣・子宮蓄膿症・尿道造婁術

など

 

症例

症例1 サルーキー 11歳 雌

主訴:他院にて腫瘍性の診断を受けたが当初積極的な治療を望まず半年後に腫瘤が自壊してしまい自宅管理が難しいため来院。
最終的に断脚した症例

症例2 マルチーズ 14歳 雌

主訴:腹部にしこりがあると言う事で来院
乳腺腫瘍が複数個所に発生しその一つがこぶし大に大きくなり自壊した症例

症例3 ゴールデンレトリバー 6歳 雌

主訴:数日前から元気食欲がないとの事で来院。検査の結果子宮蓄膿症と診断し子宮を摘出した症例

症例4 日本猫 推定6ヶ月 雄

主訴:交通事故などによる物理的外力により下顎骨と皮膚が裂傷し遊離して感染を起こした症例

時間はかかりましたが自力で食事摂取可能となりました。

症例5 トイプードル 3歳 雌

主訴:硬貨を飲み込んでしまったとの事で来院。腸切開にて硬貨を摘出した症例

症例6 ラブラドールレトリバー 8歳 雌

主訴:最近眼脂や流涙が右目だけ多くなってきたとの主訴で来院。下眼瞼の腫瘤が原因のため下眼瞼腫瘤を切除した症例

症例7 トイプードル 1歳 雄

主訴:去勢手術のために来院。右側潜在精巣の症例
潜在精巣は精子を作る能力はないが男性ホルモンを分泌する。その為
正常な睾丸のみを切除した場合、去勢手術で期待するような効果が得られない。また、正常な睾丸と比べて精巣腫瘍の発生率が高くなる

症例8 ゴールデンレトリバー 8歳 雌

主訴:他院にて治療したが持続的な血尿が止まらないと言う事で来院。腹部に触知可能な腫瘤があり画像検査にて腫瘤発見。
静脈性尿路造影にて腫瘤を確認して摘出した症例

術後一年
血尿も止まり、元気食欲十分 でドライブに連れて行けるほどに回復

症例9 ゴールデンレトリバー 10歳 雌

主訴:症例8のゴールデンが前肢に腫瘤が出来たとの事で来院。
切除は容易だが皮膚に余裕がない前肢遠位端に腫瘍が発生した為、切除部位を肉芽組織で盛り上げ上皮化して良好な結果となった症例



症例10 ドーベルマン 1歳 雄

主訴:耳が腫れていると言う事で来院。
外耳炎により耳を掻きすぎて耳血腫になった症例。
耳血腫は処置や手術方法によって立ち耳の犬の耳が垂れたり、餃子のような(柔道家のような)耳になってしまうことがあるが、断耳しているドーベルマンで手術後耳が垂れず耳血腫前と同じ形態を保てた症例

術前


術後の経過

術後

術後1日

術後7日

術後14日

術後25日
外耳炎も完治し耳介の状態も良好。 耳の立ち方も耳血腫前と変化なしで良好