SURGERY

整形外科・神経外科以外にも、
あらゆる外科手術に
対応しています。

人間同様に増加傾向にある動物の腫瘍性疾患(がん)は、どの臓器・組織にも発生する可能性があるため、その全ての扱い方にも精通している必要があります。また、小腸などの消化器の切開・切除やヘルニアなどの整復術、腎・泌尿器など、先天性の病気から後天性の病気まで手術も可能です。

軟部外科の例

異物の誤食(腸切開・胃切開)

犬猫の誤食は、発生頻度の高いトラブルの一つです。時間が経過する事で状態が悪化し治療が困難になっていく可能性があるため、催吐処置や内視鏡、場合によっては手術によりできるだけ早期に異物を除去する事が望まれます。

こんな症状はありませんか?
  • 片側の歯だけで咬んでいる
  • 食事中に頭を右か左に傾ける傾向がある
  • 食事中に奇声を発する
  • 口を開こうとしなくなった
誤食しやすいもの
  • ぬいぐるみ
  • カーペットのくず
  • ヒモ類
  • 硬貨
  • ヘアゴム
  • ボタン

腫瘍

悪性腫瘍(がん)と良性腫瘍の診断をおこない、適切な治療方法を提案の上、必要な場合外科手術まで行います。人間同様にがんの早期発見のためにも普段の病院での定期検診をおすすめします。

こんな症状はありませんか?
  • 身体にしこりがある
  • 口の中に出来物がある
  • 寝ている時間が長くなった
  • 嘔吐・下痢が見られる
主な症例
  • 乳腺腫瘍
  • 腎臓腫瘍
  • 皮膚腫瘍
  • 骨肉腫
  • 眼瞼腫瘤
  • 細胞腫

ヘルニア

ヘルニアは臓器などが本来ある場所から別の場所に飛び出すことをいいます。当院では椎間板ヘルニア以外にも各種ヘルニアの治療・手術を行っています。状態によっては無症状の場合もあります。

こんな症状はありませんか?
  • 肛門周辺が腫れている
  • ウンチをするのが大変そう
  • おへそがでてきている
  • お腹を触ると嫌がる
主な症例
  • 会陰(えいん)ヘルニア
  • 鼠径(そけい)ヘルニア
  • 臍(さい)ヘルニア
  • 横隔膜(おうかくまく)ヘルニア

その他外科の症例

会陰尿道造瘻術
(えいんにょうどうぞうろうじゅつ)

一般的にオス猫の尿道閉塞の外科的救済処置としておこなわれている手術です。猫(特にオス)は尿道が長く細い為尿路結石を患う子が多く、閉塞したり慢性の炎症により狭窄を引き起こしやすいと言われています。

膀胱切開術
(ぼうこうせっかいじゅつ)

持続的に尿中に尿結晶が存在していると、だんだんと粒子が大きくなり、石のように大きくなります。膀胱結石はレントゲン検査などでわかりますが、検査でわかるぐらいになってしまった大きな結石は、手術をして取り除く必要があります。