
- <症例>
- 膝蓋骨内方脱臼(グレード4)
- <症状>
- 脚を上げたまま歩く
- <種類>
- ポメラニアン/メス/2歳
- <検査内容>
- レントゲン検査、血液検査、CT検査
- <治療方法>
- 大腿骨矯正骨切り術、脛骨粗面転移術
<症状の詳細>
他院に通っていましたが、膝蓋骨内方脱臼の状態が悪化している(グレード2→4)とのことでセカンドオピニオンで来院されました。手術前は足を上げていましたが、手術後は快適に歩行できています。
<術前レントゲン>
左膝蓋骨が内方に脱臼しています。膝蓋骨内方脱臼グレード4(常に脱臼していて、手による整復不可能な状態)でした。
<CT検査>
CT検査では以下の所見が認められました。
・大腿骨の変形が認められました
・aLDFA 右足が92度のところ左足は104度で高値でした。
<大腿骨矯正骨切り術>
大腿骨を骨切りし、プレートで固定しました。これにより大腿骨の変形が矯正しています。
<脛骨粗面転移術>
脛骨粗面(膝蓋骨靭帯の脛骨への付着部)を一部骨切りし、外側へ転移しピンで固定することで膝蓋骨の軸を修正しています。
<術後のレントゲン>
複数の方法を組み合わせて膝蓋骨脱臼を整復しました。膝蓋骨が滑車溝に収まっており、正常な位置にあります。
▼術後の歩行の様子