SYMPTOMS/CASES

【症例09】
股関節脱臼/尾腹側股関節脱臼
(トイプードル)

股関節脱臼/尾腹側股関節脱臼
<症例>
股関節脱臼
<症状>
脚を上げたまま歩く
<種類>
トイプードル/オス/1歳7か月
<検査内容>
レントゲン検査、血液検査
<手術名>
創外固定

<症状の詳細>

他院にて非観血的股関節脱臼整復を2度試みるも再脱臼してしまったということで来院されました。手術の待期期間は非観血的股関節脱臼整復後、足枷包帯をしていました。術前は足を挙上していましたが、創外固定から約1ヶ月間たち、創外固定の抜去後も再脱臼することなく、快適に歩行可能になりました。

 

<術前レントゲン>

右股関節が尾腹側に脱臼しています。

<創外固定後のレントゲン>

創外固定による固定を行いました。大腿骨頭が寛骨臼の定位置に整復されています。数週間固定を継続し、関節包の線維化による安定化を図ります。

<創外固定抜去後のレントゲン>

創外固定の抜去後も再脱臼することなく、大腿骨頭が寛骨臼の定位置に安定しています。

 

▼股関節脱臼している時の様子

▼バンテージを巻いている時の様子

▼創外固定している時の様子

▼創外固定抜去後の様子