
- <症例>
- 股関節脱臼
- <症状>
- 脚を上げたまま歩く
- <種類>
- トイプードル/オス/1歳7か月
- <検査内容>
- レントゲン検査、血液検査
- <手術名>
- 創外固定
<症状の詳細>
他院にて非観血的股関節脱臼整復を2度試みるも再脱臼してしまったということで来院されました。手術の待期期間は非観血的股関節脱臼整復後、足枷包帯をしていました。術前は足を挙上していましたが、創外固定から約1ヶ月間たち、創外固定の抜去後も再脱臼することなく、快適に歩行可能になりました。
<術前レントゲン>
右股関節が尾腹側に脱臼しています。


<創外固定後のレントゲン>
創外固定による固定を行いました。大腿骨頭が寛骨臼の定位置に整復されています。数週間固定を継続し、関節包の線維化による安定化を図ります。


<創外固定抜去後のレントゲン>
創外固定の抜去後も再脱臼することなく、大腿骨頭が寛骨臼の定位置に安定しています。


▼股関節脱臼している時の様子
▼バンテージを巻いている時の様子
▼創外固定している時の様子
▼創外固定抜去後の様子