SYMPTOMS/CASES

骨折とは?

外からの強い力により骨の連絡が一部、または全部絶たれている状態をいいます。

 

骨折の種類

当院では様々な骨折症例に対応しています。以下はその一例です。

■トイ犬種で多く見られる橈尺骨骨折

■交通事故に遭った猫で多く見られる骨盤骨折

■太腿骨骨折

■中手骨骨折

 

骨折の原因

  • 抱っこや高いところからの落下
  • 交通事故

など外部から骨に強い力を加えられると起きます。
そのほか

  • フローリングの上で走っていたら転倒した
  • 人に踏まれた
  • など意外に思われるケースもあります。

骨折で見られる症状

  • 負傷した方の足を挙げて歩く
  • 負傷した足に触ると痛がる、嫌がる
  • 元気や食欲の低下
  • 排泄の困難(主に骨盤の骨折など)

骨折の検査・診断

レントゲン検査

内部の骨の様子を詳しく見るために実施される検査です。撮影された写真は骨折の状態をより正確に評価し、手術計画を立てるための材料となります。

【例】交通事故に遭った猫の大腿骨ー脛骨骨折像

 

骨折の治療方法

内固定法

骨折した箇所を正しい位置に戻し、インプラントで固定する治療法のことです。

■側面像

■正面像

<メリット>

  • 家庭での術後の管理が比較的楽
  • 早期の回復が見込める

<デメリット>

  • 全身麻酔が必要
  • 費用が高い
  • インプラント使用による感染症のリスク
 

外固定法

骨にヒビが入っているものの、位置の変化があまり見られない骨折の際に適用される方法です。ギプスを巻いて長期間の管理を行います。

■ギプスを巻いた様子

■側面像

■正面像

<メリット>

  • 長時間の全身麻酔が不要
  • 費用が安い

<デメリット>

  • ごく一部の症例にしか適用されない
  • 骨が歪な形でくっつく場合がある
 

創外固定

交通事故などで骨折した箇所が外部に露出していたり、関節など一部の複雑な部位の骨折で内固定法が使用できない際に適用される方法です。

■外から見た様子

■側面像

■正面像

<メリット>

  • 感染症のリスクがあり内固定が実施できない骨折にも適用可能
  • 骨折治療後の装具の取り外しが比較的容易

<デメリット>

  • 装具からの感染症を防ぐために定期的な通院処置が必要。

参考文献

・SURGEON BOOKS 整形外科疾患に対する系統的検査STEPS 犬の跛行診断《10003924》
・SMALL ANIMAL SURGERY 小動物外科手術 下巻 著 THERESA WELCH/FOSSUM/HEDLUND/HULSE/JOHNSON/SEIM/WILLARD/CARROLL 訳/作野幸孝 監/松原哲舟 P705-P882

骨折